木下勝寿「いつかやろうではなく、その場ですぐやる」

今回の名言は、北の達人コーポレーションの社長・木下勝寿さんの著書『時間最短化、成果最大化の法則』にある言葉です。

いまでこそ、東証プライム上場を成し遂げ、時価総額1000億円企業の社長である木下さんも
20代のころは普通のサラリーマンだったそうです。

当時、リクルートで広告営業をやっていた木下さんは、お世辞にも優秀な社員ではなかったとか。
悪い意味で意識が高いだけの人だったと振り返っています。

ビジネスの知識をセミナーやビジネス書で仕入れて経営者と同じ土俵に立って会話しているつもりでしたが、
あるとき、自分はただの平社員だけど相手は社長として成功しており、全く立場が異なることに気づきます。

その差はどこにあるのかを探っていってわかったのは、二人でアイデアを出して盛り上がった会話に対して、
自分は行動していないけれど、社長は次に会ったときに「このアイデアはよかったけど、これはダメだった」と言ってくる。
つまり、社長はアイデアを10個思いついたら、10個実行していたわけです。

社長たちに「なぜ、行動できるのか?」と聞いてみたところ、答えはシンプルで
「ピっと思いついたら、パっとやる」とそれだけでした。

これを木下さんは”ピッパの法則”と名付けて実践し始めたそうです。
それこそが「いつかやろうではなく、その場ですぐやる」という今回の言葉です。

10個思いついたアイデアを10個実践しているので、行動量は10倍になります。
当然、キャパもそれによって広がっていき、仕事がスムーズにはかどっていったそうです。

どんなことも行動がすべてだと言いますが、それを”ピッパの法則”といわれると
なんだかすごく楽しいことに思えてきます。

その場ですぐにやれないことは、いつやるかをその場で決めるとよいそうです。
物事がどんどん進んでいくイメージがついていきますよね。

『時間最短化、成果最大化の法則』には、これを始めとして全部で45の法則が著されています。
これらの法則は「やる気に頼らずに、楽しみながら成果を上げられる方法」として伝授されているのです。

全部実践すると、できる人の思考アルゴリズムになり、150倍の成果を出せるといいます。

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