稲盛和夫「見えてくるまで考え抜く」

今回の名言は「盛和塾131号」にありました。書籍『心を高める、経営を伸ばす』の引用だそうです。

盛和塾は京セラ創業者・稲盛和夫さんの考えを経営者塾です。2019年に閉塾していますが、各支部の活動もあり、「盛和塾」という機関誌もありました。

名言は、盛和塾の塾長である稲盛和夫さんの「仕事を考え尽くす」という理念のなかにありました。

稲盛さんは新しい事業を展開するときに不安や心配を抱いたことがないそうです。新規事業展開は一歩進めば壁にあたり。その壁をクリアしていくことの連続。そのときに一抹の不安も抱いたことがないといいます。

それは、なぜかというと成功へのプロセスが見えていたから。

うまくいく仕事は最終ゴールまで見通しがきいて、自信があり、イメージがわくものでなければならないそうです。

そのためには、常にテーマを考え続けること。疑問の一点の残らないくらい考え抜き、シミュレーションをやり抜くことが大切だといいます。するとビジュアルな映像としてテーマが頭に定着していくのだそうです。カラーで見えるほど、鮮明でなけらばならない、つまり「見える」ということが成功への秘訣だと締めくくられていました。

考え抜くことでイメージが拡がり、自信になり、行動の源泉になっているということです。自分の頭のなかでカラーで見えるほど鮮明であれば、動いていきたくて仕方がなくなるかもしれません。ワクワク感が勝っていそうです。

この話は、盛和塾131号の表2に書かれていましたが、表4にそれに対応するかたちで盛和塾北大阪の小島孝彦さんという社長さんの話も載っていました。小島さんはどちらかといえば追い込まれた状況で考えていましたが、考え抜いたことで突破口が見えた経験があったのだそうです。

どんなに不可能に思えることや、追い込まれた状況でも考えることで突破口が見えてくるんですね。

新しい事業でも難しい状況でも考え抜くことをやめないでいれば、見えてくることがあるというのは勇気づけられる話です。しっかりといろんな局面で思い出したい言葉です。

稲盛和夫『心を高める、経営を伸ばす』はこちらから

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