今回の名言は、稲盛和夫氏の著書「京セラフィロソフィー」に書かれていたものです。
「京セラフィロソフィー」は京セラ社内と経営塾・盛和塾で共有されていた人生と経営の指標とされていたものが、初めて書籍として一般公開されました。京セラと盛和塾では、この内容を深める勉強会が行われているほど、周知されています。
「一日一日をど真剣に生きる」は、小見出しの1つになっているもので、こう記されています。
人生はドラマであり、一人一人がその主人公です。大切なことは、そこでどういうドラマの脚本を描くかです。
運命のままにもてあそばれていく人生もあるかも知れませんが、自分の心、精神というものをつくっていくことによって、また変えていくことによって、思いどおりに書いた脚本で思いどおりの主人公を演じることもできるのです。人生というのは、自分の描き方ひとつです。ボケっとして生きた人と、ど真剣に生きた人とでは、脚本の内容はまるで違ってきます。
自分というものを大事にし、一日一日、一瞬一瞬をど真剣に生きていくことによって、人生はガラッと変わっていくのです。
人生は一日一日の積み重ねです。一日一日を無駄にすることは人生を無駄にすることにつながると思うと真剣に生きられます。真剣に生きるということを稲盛さんはドラマの脚本にたとえられていますが、筋書きを書いて進むということは、自分のやっていることに目的や意味をちゃんと見出すということなのかなと思いました。いま、自分はこうしようと思ってこういう目的でこれをやると決めてから行動することなのでしょう。結果としてこうなった、ではなく、こうしようと意図して進むと当たり前ですが思いどおりにいきそうです。
一日一日をど真剣に生きる、はスティーブ・ジョブスの「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら」のスピーチの内容とほぼ同じです。経営の神様たちは、1日という時間をかけがえないものとして同じように考えていたことがわかります。
明日の朝、起きたら、どう生きるか決めてから過ごしてみようと思いました。
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